RMAX(アールマックス)は、ヤマハ発動機で開発された多目的無線操縦ヘリコプターおよび自立飛行型(ドローン)ヘリコプターである。
概要
これまで農業用途で使用されてきたR-50のエンジンが強化され、姿勢制御装置が改良された。
R-50では98ccだった排気量が246ccになり、高出力化されたことで積載能力は20kgから30kgに50%向上した。また、飛行時間も30分から2倍の60分となった。
派生型
RMAX Type II
実用ペイロード30kg
RMAX Type II G
GPSを搭載する。実用ペイロード27kg
RMAX G1
2005年にRMAX Type II Gをベースに開発された自律航行型・産業用無人ヘリコプターで、人の立ち入りが困難な火山や放射線量の高い地域で使用される。RMAXとしては初めてのドローン型シングルコプターである。
R-Bat
ヤマハ・モーターUSAとノースロップ・グラマンが提携し、RMAXにノースロップ・グラマン製のセンサーや自動制御システムを搭載する形で試作した機体。2014年に発表された。想定された用途は民間での各種観測・救難など。
性能・主要諸元
- 無人ヘリコプター
- エンジン:水冷・2サイクル・水平対向2気筒・246cc・21ps
- 全長(ロータ含む):2,750mm / 3,630mm
- 全幅:720mm
- 全高:1,080mm
- メインロータ径:3,115mm
- テールロータ径:545mm
- 運用自重:58kg
- 積載量:30kg
- 全備重量:94kg
- 姿勢安定装置:ジャイロ安定式 YACS(YAMAHA Attitude Control System-Cruise control)
比較
脚注
注釈
出典
関連項目
- 無線操縦ヘリコプター
- RCASS
- R-50
- FAZER
- RPH-2
外部リンク
- 公式サイト


