菊地 駿弥(きくち しゅんや、1998年7月26日 - )は、日本の陸上競技選手。中国電力陸上競技部所属。栃木県宇都宮市出身。城西大学経営学部卒業。

経歴・人物

中学校は宇都宮市立清原中学校、高校は作新学院高等学校の出身である。兄の聡之も城西大学で箱根駅伝を3度走っている。聡之の卒業と入れ替わるようにして、駿弥は入学した。

大学時代

2017年、城西大学に入学した。1年時の1月に開催された第94回箱根駅伝では兄も1年時に走った6区を担当したが区間17位で順位を3つ落とした。しかし、城西大学は7区以降で順位を上げ7位でフィニッシュし、3年ぶりにシード権を獲得した。2年時は三大駅伝の出走はなかった。3年時の第96回箱根駅伝予選会では城西大学は15位で本戦出場を逃した。11月の第51回全日本大学駅伝では2区を出走。トップで襷を受けたが区間12位で順位を7位に落とした。4年時の第97回箱根駅伝予選会では日本人4位の個人8位で走り、城西大学も3位通過で2年ぶりに本戦出場を果たした。11月の第52回全日本大学駅伝では昨年に続けて2区を走った。2位で襷を受けると区間2位の走りでチームをトップに押し上げた。3年ぶりの出場となった第97回箱根駅伝では2区を走った。

実業団時代

2023年1月1日の第67回全日本実業団対抗駅伝では3区を走り、区間6位で11人を抜き9位に浮上した。12月10日に開催された第107回日本陸上競技選手権大会では10000mに出場し、27分47秒76の自己ベストで9位だった。2024年1月1日に行われた第68回全日本実業団対抗駅伝では初の最長区間となる2区を担当し、区間3位の走りで24人抜きを達成した。1月21日の第29回全国都道府県対抗男子駅伝では最終7区を走り、区間2位で13人抜きを記録した。1月19日に行われた第30回全国都道府県対抗男子駅伝では栃木県チームとして出場した過去2大会とは異なり、広島県チームで出場した。3年連続の出走となった7区で自身初の区間賞を獲得し、総合4位でフィニッシュした。

戦績・記録

主な戦績

大学三大駅伝戦績

実業団駅伝戦績

自己ベスト

  • 5000m - 13分29秒88(2024年6月2日:第9回NITTAIDAI Challenge Games)
  • 10000m - 27分47秒76(2023年12月10日:第107回日本陸上競技選手権大会)
  • ハーフマラソン - 1時間00分57秒(2024年2月11日:第52回全日本実業団ハーフマラソン)
  • マラソン - 2時間06分06秒(2025年2月24日:第13回大阪マラソン)

関連項目

  • 佐藤敦之 - 中国電力陸上競技部監督
  • 櫛部静二 - 城西大学男子駅伝部監督
  • 荻久保寛也 - 2学年先輩
  • 山本唯翔 - 3学年後輩

参考文献

  • Shunya KIKUCHI | Profile | World Athletics
  • 中国電力陸上競技部

脚注


陸上・駅伝 城西大・菊地駿弥 「一番」にこだわる有言実行のキャプテン、箱根で集大成を見せる 4years. 学生スポーツ

菊地泰雅 JUNON TV

五輪代表「届くので、もうちょっとで…」中国電力・菊地駿弥 東京マラソン出場を明言 YouTube

菊地駿弥 (quiche_running) / Twitter

広島で伝統と襷をつなぎ続ける中国電力陸上競技部。若き戦力・菊地駿弥が目指す『1番の走り』|other|編集部コラム|アスリートマガジンWEB(3/3)