ベーデン=パウエル男爵(英: Baron Baden-Powell)は、連合王国貴族の男爵位。
ロバート・ベーデン=パウエル中将が1924年に叙されたのに始まる。
歴史
ボーア戦争・マフェキング包囲戦の英雄でボーイ・スカウトの創設者である陸軍軍人ロバート・ベーデン=パウエル中将(1857–1941)は、1922年12月4日に(ベントリーの)準男爵(Baronet "of Bentley")、1929年9月17日に連合王国貴族爵位エセックス州におけるギルウェルのベーデン=パウエル男爵(Baron Baden-Powell, of Gilwell in the County of Essex)に叙された。
初代男爵の死後、その長男のアーサー・ロバート・ピーター・ベーデン=パウエル(1913–1962)は2代男爵位を継承した。2代男爵の死後にはその長男ロバート・クラウス・ベーデン=パウエル(1936-2019)が3代男爵位を継承した。2020年現在の当主は3代男爵の弟デイヴィッド・マイケル・ベーデン=パウエルである。
爵位に対するモットーは、『安定あるところにパウエルあり(Ar Nyd Yw Pwyll Pyd Yw)』。
ベーデン=パウエル男爵 (1929年)
- 初代ベーデン=パウエル男爵ロバート・スチーブンソン・スミス・ベーデン=パウエル (1857–1941)
- 2代ベーデン=パウエル男爵アーサー・ロバート・ピーター・ベーデン=パウエル (1913–1962)
- 3代ベーデン=パウエル男爵ロバート・クラウス・ベーデン=パウエル (1936-2019)
- 4代ベーデン=パウエル男爵デイヴィッド・マイケル・ベーデン=パウエル(1940-2023)
- 法定推定相続人は現当主の弟デイヴィッド・ロバート・ベーデン=パウエル (1971-)
出典
参考文献
- 松村赳、富田虎男『英米史辞典』研究社、2000年(平成12年)。ISBN 978-4767430478。



