原子エネルギー(げんしエネルギー)とは、原子が持っているエネルギーである。この言葉は、1903年にアーネスト・ラザフォードが原子エネルギーの可能性について語ったのが初出である。原子力(核エネルギー)とほぼ同じ意味で使用されることが多いが、(広義の)原子エネルギーには原子核が持つエネルギー以外のものも含まれる。

原子エネルギーには、以下のものがある。

  • 原子核結合エネルギー - 原子核を分割するのに必要なエネルギー
  • 原子位置エネルギー - 原子核内の粒子の位置エネルギー
  • 原子核反応 - 原子核に粒子を衝突させ、異なる物質を生じる過程。核分裂反応、核融合反応も参照。
  • 放射性崩壊 - 不安定な原子核(核種)が素粒子を放出して別の元素に変化する過程
  • 原子間結合や化学結合のエネルギー - 化合物の中で原子を結合させるエネルギー

原子エネルギーは、持続的な核分裂を利用して熱を発生させ、それにより発電を行う原子力発電のエネルギー源である。また、原子爆弾の爆発力の源でもある。

脚注

関連項目

  • 核時代
  • 原子力

電子はどのように存在している?原子の電子配置について|高校化学をスキマ時間でわかりやすく

表31、ヘリウム原子の電子状態のエネルギー

水素原子 エネルギー準位・原子スペクトル・並進運動 (Zeeman Effect)

「原子は最小単位じゃない」ってみんな知っているのに…学校で「素粒子」を教わらない「意外な理由」(高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所

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