ヴァルトゾルムス (ドイツ語: Waldsolms) は、ドイツ連邦共和国ヘッセン州ギーセン行政管区のラーン=ディル郡に属す町村(以下、本項では便宜上「町」と記述する)である。
地理
位置
ヴァルトゾルムスはヒンタータウヌス東部、ヴェッツラーとウージンゲンとの間のタウヌス自然公園に位置している。町内をゾルムスバッハ川が流れており、主邑のブラントオーベルンドルフを含む多くの集落がこの川沿いにある。
ラーン=ディル郡の南端は、この町とグレーヴェンヴィースバッハとの町境である。
隣接する市町村
ヴァルトゾルムスは、北はブラウンフェルスおよびシェッフェングルント(ともにラーン=ディル郡)、東はラングゲンス(ギーセン郡)、南東はブッツバッハ(ヴェッテラウ郡)、南はグレーヴェンヴィースバッハ(ホーホタウヌス郡)、西はヴァイルミュンスター(リムブルク=ヴァイルブルク郡)と境を接している。
自治体の構成
この町は、ブラントオーベルンドルフ(行政機関所在地)、グリーデルバッハ、ハッセルボルン、クラフトゾルムス、クレッフェルバッハ、ヴァイパーフェルデンの各地区からなる。
歴史
ヘッセン州の地域再編に伴って1971年12月31日にそれまで独立した町村であったブラントオーベルンドルフ、グリーデルバッハ、ハッセルボルン、クラフトゾルムス、クレッフェルバッハ、ヴァイパーフェルデンが自主的に合併し、新たな自治体ヴァルトゾルムスが成立した。
行政
議会
ヴァルトゾルムスの町議会は、23議席からなる。
首長
町長はベルント・ハイネ (SPD) である。
姉妹自治体
- ロダン=ラルドワーズ(フランス、ガール県)
文化と見所
建築
クレッフェルバッハ地区に聖アントニウス修道院がある。この修道院は教会上に小さな鐘楼を戴いている。これらは、エジプトのコプト派教会をモデルに建設された。この修道院は、ヨーロッパにおける最も重要なコプト派の拠点であり、同時に宗派間の交流の場でもある。保護文化財に指定されているブラントオーベルンドルフ福音教会も見所である。
経済と社会資本
交通
ブラントオーベルンドルフは2000年からヘッセン地方鉄道 GmbH によって RMV-15号線としてフランクフルト (マイン) 中央駅から運行されているタウヌス鉄道の終点となっている。1912年から1985年までここはヴェッツラーからグレーヴェンヴィースバッハに至るゾルムスタール鉄道が通っていたが、やがてヴェッツラー側は撤去された。
教育
ロッテ=エッカート=シューレ: ブラントオーベルンドルフの基礎課程学校
上級の学校はブラウンフェルス、ヴェッツラー、ウージンゲンにある。
シェヌーダ3世コプト派=正教神学院: クレッフェルバッハ修道院のコプト派神学研究所
出典
外部リンク
- ヴァルトゾルムスの町のウェブサイト
- Landesgeschichtliches Informationssystem Hessen (LAGIS) - Waldsolms
- Waldsolms - Curlie(英語)



