労働分配率ろうどうぶんぱいりつとは、経済学用語の一つで、企業において生産された付加価値全体のうちの、どれだけが労働者に還元されているかを示す割合。これは「人件費÷付加価値」で算出された百分率で表す。

解説

1950年代の日本の労働組合の中には、労働分配率を向上させることを目的として闘争を実施しているところも存在していた。だがここで人件費とされている数字には福利厚生や役員手当が含まれていたり、付加価値は経常利益であったり減価償却費の数字が含まれているなど労働者による付加価値の割合は時期に応じて変化していることから単にこれの大きさを根拠として議論をするのは難しい。

労働分配率は、景気の動向によって短期的に変動する。労働分配率は、賃金を付加価値で割ったものであり、不況の時には分母(付加価値総額)が低迷すると大きくなる。

脚注

外部リンク

  • 労働分配率 とは - コトバンク
  • 労働分配率の意味 - MBA経営辞書 - goo辞書
  • 労働分配率の動向 - 経済産業省

付図1-13 労働分配率の推移 内閣府

労働分配率とは?計算式・業種別の目安をわかりやすく解説 財務分析マニュアル Financial

労働分配率とは?計算方法や適正値の基準を具体事例つきで解説|経営コラム|中小企業の伴走型支援 株式会社ウィルリンクス 中小企業診断士事務所

労働分配率、31年ぶりの低水準 経済成長へ賃上げ急務 メガバンク サラリーマンのブログ

コラム2-4図 労働分配率の推移 内閣府