カブトホウカンチョウ(兜鳳冠鳥、Pauxi pauxi)は、キジ目ホウカンチョウ科に分類される鳥類。

分布

  • P. p. gilliardi

ベネズエラ北東部(コロンビアに分布する可能性もあり)

  • P. p. pauxi

ベネズエラ北部

全長

全長85-92cm。全身は緑色の光沢がある黒い羽毛で被われる。腹部や尾羽基部の下面(下尾筒)は白い羽毛で被われる。

嘴の色彩は赤い。額に青みがかった灰色の突起がある。

卵は長径8.8cm、短径6.3cmで、卵を覆う殻は白い。メスは頸部を除いた全身に褐色の斑紋が入り、尾羽の色彩は黒褐色で先端が淡褐色。

生態

標高500-2,200m(主に標高1,000m)にある湿潤林に生息する。

食性は植物食で、主に果実を食べるが、植物の葉、芽、種子なども食べる。

繁殖形態は卵生。樹上に巣を作り、1回に2個の卵を産む。抱卵期間は34-36日。

分類

  • Pauxi pauxi gilliardi
  • Pauxi pauxi pauxi (Linnaeus, 1766)

人間との関係

生息地では食用とされる事もある。

開発による生息地の破壊、食用の乱獲などにより生息数は減少している。

関連項目

  • ホウカンチョウ科

参考文献

  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ2 アマゾン』、講談社、2001年、60-61、133-134頁。
  • 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-I (キジ目)』、東京動物園協会、1987年、37、165頁。

外部リンク

  • IUCN Red List of Threatened Species
    • BirdLife International 2008. Pauxi pauxi. In: IUCN 2009. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2009.2.

cozy's cell 2015年07月

カンムリホウカンチョウ

カブトホウカンチョウ (Pauxi pauxi)

,フェリックス・エドゥアール・ゲラン,ジョルジュ・キュヴィエ,ミナミカブトホウカンチョウ,絶滅寸前,トチノキ科

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